SEE THE WORLD−新しい世界を見にいこう–

元ログハウスメーカー現場監督とCAが夫婦で世界一周へ!将来は古民家改修してゲストハウス&カフェ運営!世界の衣食住を感じる旅、世界中のゲストハウス、カフェ、現地の生活に触れ感じた事を記録しています!

MENU

念願のイルガチェフェのコーヒー“農協”ツアー

こんにちは、Chiharuです^^

ザンジバル島海上レストラン THE ROCK

 

少し(だいぶ)間があいてしまいましたが、

エチオピア編の続きです。

 

リアルタイムでは、タンザニアダルエスサラームに滞在中!

楽しすぎたザンジバル島を出て、

タンザン鉄道に乗るためにダルエスに来たのですが

今日乗るはずが、宿を出る前に、なにやら今日は出発しないらしいという事を聞いて

電話して確認したところ、ザンビアで何か事故が起きたらしく

遅れるから、出発は明日になるとのこと…

さすがタンザン鉄道!笑

 

でも、宿を出発前で良かった!

荷物を下におろして、さあ行くぞ!と意気込んだ後に

タンザン鉄道で部屋を一緒にシェアする予定のドイツ人から

連絡が来て

「今日は出発しないらしい…」との連絡が来て

実際に鉄道会社に電話したら「明日出ることになったから明日来て!」

と言われ、そのホテルにそのまま延泊しました。笑

朝食付いているし、WIfiもサクサクだし、なかなか快適宿だったので

みんなで1日のんびり過ごしました!

 

ということで、外は雨だし、

なかなかあげられなかった

記事を上げていこう!

 

このエチオピア編なんですが…

今回はコーヒーの事がメインなんですが

 

エチオピア編後半は

エチオピア人とケンカした話も多くて…笑

それついて書いていたら、その時の記憶が蘇ってきて

書いた後も、なんだかテンションがあがらなかったという…。笑

 

その後しばらく自分で書いた文章見るのもなんか億劫になってしまった…

 

そう思うと

文章の力ってすごい…。笑

 

自分で書いてもこうなるんだから

特に人にむけて書く文章は

気をつけて書かないと

その人の気持ちを害することだってあり得るよね。

  

言霊という言葉があるように、

言葉には偉大なパワーがあるんですね。

うんうん。笑

 

なんて色々言うておりますけれども←

 

今回は

エチオピアコーヒーで有名な

イルガチェフェに行けて

最高級品のコーヒーは飲め、、なかったものの(笑)

いい経験だったので、その時の事を!

 


1月14日 行き当たりばったりなコーヒーツアー

 

朝7時半ね!と昨日運転手に言われ

結構時間ぴったりにくる人だったから

7時半に待っていたら

運転手がのんびり朝食を食べていたらしく←

8時過ぎに来た。笑

前時間通りだったのは、気分だったらしい。

 


昨日から大丈夫かな…

運転手(というかETTという会社自体も)疑いながらも

楽しみにしていたコーヒー農園の訪問!

 


農園ツアー…と言いながらも

実はここイルガチェフェ

町の人のほとんどが農園というか、コーヒーノキを所有していて

それぞれの農園で収穫して

日本でいう“農協”のような場所に売りに来るらしいのです。

 

コーヒーはそもそもコーヒーノキという木の種子から出来ます。

 

このイルガチェフェの地域の気候

森林が多く直射日光が苦手なコーヒーノキに程よい影を作ってくれている。

さらに、土壌環境が良いらしく

そのような環境が揃っているので

質のいいコーヒー豆が出来る。と、ここ最近人気、有名になっている豆です!

(道端でも各家庭でコーヒープロセスを行なっている様子をよく見ました。それだけそれぞれの家庭でもコーヒーノキを育てているということですよね!)

各農園で収穫された豆を、農協にある(↑上の写真にある)ようなスケールに 

乗せて測って買い取るのだそう。


そして、収穫を終えたら

みんなで協力して、コーヒープロセスを行うということ。


という事で今回はその農協にお邪魔した感じでした。

 

まず、農協に入ると目の前にアフリカンベッドに並べられた豆がずらり。

 


水が貴重な東アフリカ地域ではよく見る

 

通称「アフリカンベッド」と呼ばれる

棚の上にネットなどが張ったものの上に乗せて

 

その上に収穫したチェリーを乗せそのまま乾燥させるのです。

 
この精製方法は、ナチュラルと呼ばれます。

実ごと乾燥させてレーズンのようにしてから

外を取って、コーヒー豆を取り出す方法。

 

コーヒーの勉強をし始めてから

アフリカンベッドの事はよく聞くし、知っていたけれど

実際にこんなにたくさん並んでいたのは初めて見て

その光景が綺麗で結構感動した!^^

 

南米コロンビアのWorkawayの記事

 

seetheworld.hatenablog.jp

seetheworld.hatenablog.jp

seetheworld.hatenablog.jp

 

でも紹介しましたが

あちらでは、ウォッシュドと呼ばれる精製方法が主流でした。

コーヒーチェリーの実を取って、水を使って洗っていくのですが

大量に水が必要になるので水が豊富な地域ではよく見る光景です。

 

この日は、

2つの農園を訪問して、

 

1つの農協ではナチュラルのみ。

 

もう1つはナチュラルと、ウォッシュド両方行なっていました。

(以下写真はウォッシュドプロセスの設備)

コロンビアで手伝った時はこの機械が壊れていて手作業だった。笑

 

(この大きな貯水槽や溝の部分に水を張って棒で洗う様子から文字通りWashed(ウォッシュド)と呼ばれます。) 

 

取引きしている会社によって

ウォッシュドがいい、ナチュラルがいいと色々で

ウォッシュドがいいという場合は、その会社がお金をだして、

水を引いて、やっているようです。 

 

ウォッシュドは水で洗ってから乾燥させるので割とクリーンでシンプルな味わいになったり

 

ナチュラルだと、レーズンのように実ごと乾燥させてから豆を取り出すので

発酵したベリーやマンゴーなどの風味が出たり、雑味もありますが

コーヒー豆の個性やそれぞれの風味の違いが楽したり

 

プロセスの違いで同じ豆でも全く違う風味になります!^^

ウォッシュドで洗われた豆は乾燥させて

殻を剥いて生豆として出荷されるのですが

農協で行うのは

生豆にする手前まで。まだ殻が付いている状態までだそうです。

乾燥させた後も

欠点豆、ヒビが入っていたり…そんな豆を選別していきます。

これは全て手作業です。

 

↑これはクオリティの良い豆、GRADEが高い豆

 


そして農協に行って気づくのは

作業をしているのは女性の数が圧倒的に多いことです。


最初は無表情なのですが

一緒に作業をしようとすると

ニコニコっと笑顔になって

「あなた、いいわね!」

「こうやるのよ!」

 なんて教えてくれました。



まだまだ女性の地位が低いエチオピア

あまり意見は言わずに黙々と作業している彼女たちは

実はとてもステキな笑顔を持っていて

とても優しく、私たちを迎えてくれます。

 

元々賃金が低いエチオピア

特にこうして農園、農協で働く彼女たちの賃金はとても低い…

1日働いても数十円とか…

 

いつか このような労働環境もコーヒーを通して変えられたらいいな。

少しでもサポートできたらいいな。

自分のゲストハウス、カフェでは、

できるだけフェアトレードでものを仕入れたいな…

 

そんな事を考えていたら 


数人の労働者から(主に男性)

コーヒープロセスを見ていたら、お金を要求されました。

(ほとんどがとりあえず言ってるだけ。)

 


でも私たちだって今回のツアーに結構な金額を払っているし

エチオピアではこういうのは日常茶飯事

 
ガイドが農協の人たちにも払っているはずだし

一時的にキャッシュをあげても彼らの為になりません。

 


私たちも彼らを支援したい気持ちはありますが

それがsustainable(持続可能)なものに向けてでないと

また、その支援のお金の行方に透明性が無ければ

私達は、支援する気にはなれません。

 


お金などの物理的な支援をし続ける事が大切ではなく、

現地の人達自身で自立していけるシステムを作ったり

どうやって現地人が良いサイクルを作っていけるのか

自分たちで考え、努力する力をつける為に

手助けすることが、実は1番大切なんじゃないかな。

 

一時的なお金の欲というのは何も生みません。

 

とまあ、色んな事を考えた農協ツアーでした。 

 

 
何はともあれ

コーヒー農協めぐりに関しては

たっぷり堪能して大満足だったのでした。

 


でも、聞いていたコーヒーセレモニーがないなぁ…。

 

コーヒーセレモニーとは

エチオピアでは特に女性が身につけておくべき作法とされていて

コーヒーを生豆の状態から焙煎して、挽いて、コーヒーを淹れる所まで

目の前でお客様に振る舞うという儀式。

 

ETTのボスによると2日目の朝に

このコーヒーセレモニーも

見れると聞いていたので楽しみにしていたのですが

 

 お昼近くになってきて

ガイドが

「じゃあ、もうツアーも終わりだね!」

というので

 


「え?コーヒーセレモニーは?」

と言ったら

 

キョトンとしている。

 

ガイドが
「コーヒーセレモニー??ボスがそれ言ってたの…?」

 

「そうだよ。2日目の朝にコーヒーセレモニーがあるって聞いてたんだよ。」

と言うと

 

「えー、そうか…つまりは、コーヒーが飲みたいってことね、じゃあ行こう!」

 
とホテル併設のレストランに向かい

お昼を食べようと言われ

インジェラ出てきた。

インジェラ大好きだし、美味しかったしいいんだけど

 

その後、

 

コーヒーだよ!って普通にコーヒー出てきた。

こーいうのじゃない!笑

普通にもう作られたコーヒー出てきてる!

 

最初に申し込んだ人(ボス)と言ってる事が違う!

 

そろそろ

このガイドというよりは、

オフィスで口だけペラペラ喋っていたボスにムカついてきた!笑

 

ツアーだ!と自信満々に推していたのに


ホテルは取れていないし

1日目は何もせず終わったし

コーヒー農協の案内の人は着いてから探し周っていたし

連絡しても返ってこないし

2日目の朝にあると言っていた

コーヒーセレモニーはないし…

 


 

そもそもイルガチェフェにコーヒーツアーに行く人少ないのかもしれないけれど

ETTの会社のホームページにも載っているし

良いように言って、高いお金を払っているのに

ツアーは全くオーガナイズされていない…!

 

コーヒーツアーというより、イルガチェフェに来るのも初めてだと言っていた

このガイドもこちらの様子を探りながら進めている感がこちらまで伝わってきて

なんだかちょっとしかっりしてよ!と言いたくなった。笑

 

結局その後

急いでガイドがコーヒーセレモニーを観れる所に連れて行ってくれたけど

お姉さん全くウェルカム感無いし、笑顔なし。笑

 

なんか今は、この全部の過程をいちいちやるのは大変だから

もう裏で全部やって、作ったコーヒーを魔法瓶に入れてお客さんに出すことが

多いんだとか。

だから、この時もなんだか少し面倒だなあという雰囲気が伝わってきた。笑 

豆を炒って、挽くのを見て

コーヒーツアー終了。

 


私達もどうやってコーヒーが作られるのかは何度も見ているから

知っているし、わざわざ改めて見る必要はないのだけれど

 

エチオピアの伝統である

“コーヒーセレモニー”

が見たかったんだ。

 

でもなんかちょっと、いや、かなりがっかり…

 


農協見学自体はとても楽しめたし、有意義だったけど

ツアー全体としては、あまり納得のいく内容じゃはっきり言ってなかったな。

ガイドは頑張ってくれていたけれど…

 

金額に見合っていない気がした。

だって、あまりオーガナイズされていない1泊2日のツアー

2人で400ドル(約4万4000円)よ!?

 

コロンビアのサレントのコーヒー農園ツアーなんて

1000円以下で、コーヒー農園を実際見て、プロセスの説明と最後に試飲まで出来るのよ!笑

農協だったし、農園は実際に見れず、試飲もそこではやっておらず

いい豆はアディスアベバとか都会に出しているからここにはないと。

企業できていればまた別だけれど、個人できているから、カッピングとかも出来ないんだって…

 

なのに、高いよーエチオピア!!;;

 

たしかに、公共交通機関が発展していないエチオピア

とても快適な移動だったとはいえ…


ツアー会社、ETTのボス(Fasilという人、マネージャーらしい)

ツアーの予約をした後、

 

「LINEを交換しよう!何か質問があればいつでも連絡して!」

 

と言っていたのに、その事を聞いても全く返信なし。既読にもならない。

向こうがWhatsappよりLINEの方がいいと言っていたのは

電話番号を教えたくなかったのか…?とさえ思えてきた。

 


実際、ガイドにボスの番号を聞いて

電話したら一発で出て。笑

知らない番号からだったからきっと出たのでしょう。

 

やっと繋がった!と思い

 

「私の事覚えてる?

LINEでも連絡しているのになんで見ないの?」

 

となんだか別れた後の元カノみたいなセリフな事を言ったら

 


「ネット環境が悪くて見れなかった」

との事

(オフィスはあんなにネットがサクサクだったのに…笑)

 


私達がガイドにコンソまで送ってもらいたいので

1泊延長したいと伝えると

 


一泊延ばすのに

2人で200ドル。

 


また送って貰うだけで

どれだけ取るんだ…と思い交渉したら

 

「でも1日延長したらガイドだって1泊どこかに泊まらないといけないんだから」

 

と言ってきた

 


ガイドは私達と同じしっかりしたホテルではなく

自分で安宿 (1泊800円とかの)を探して泊まっていることは

知っているんだぞ!ガイドが言っていたから。笑

 


でももう

安全快適で早い移動には変えられない…

もうエチオピアの用事を済ませて早く出たくなってきていた…

そんな私達は、承諾して 

 

そしたらガイドは側にいるかと聞かれた。

 


近くにいないと言ったらじゃあガイドに掛ける!と言って

電話が切れてしまった。

どうやって支払うのかもまだ聞いていないのに…。

まあでも現金(ドル)支払いしかない。

 


その夜以降、また彼は私からの電話に一切出なくなった。

避けてるとしか思えない対応…。

 


その後ガイドから支払いはドルで貰うようにと

ボスから言われたとの事。

 

そして、重要なのはここから!

 
最終的にはコンソに行って、そこからケニアへの国境の街モヤレまで移動したかった私達

 


でも前から、ムルシ族だけ見てみたいなーと

ガイドに話していたら

 


ガイドが

 

ムルシ族だけ見たいなら

コーヒーツアー終わったら、

コンソではなく

民族が見られるジンカまで行って

その次の日早朝にムルシ族だけを訪れて

昼過ぎにはコンソに帰ってこれるよ。

と提案してくれた。

 

でも会社にそれを言うと高くなるから

会社にはコンソに向かうとだけ言っておくし

内緒にしとくよ!と言ってくれた。

 

通常少数民族巡りはツアーにすると色んな民族を巡って

1日に140ドルくらい取られるらしい…

でもムルシ族だけ見に行きたかった私達は自分たちだけでも

行けるかなあ?と自力でいこうと思ったけれど

時間も掛かるし…でも早くケニア行きたいなと思う部分もあって葛藤していたのです。

 

提案してくれているプランならば

これ以上日にちを延ばさなくても

民族を見てその日のうちにコンソに帰ってこれて次の日にはケニアに行ける!

最高じゃないか!

 


その時はなんて良い人!と思ったのだけれど

 

そもそもこの時点で、エチオピアには無償の親切などない事をもっと考えるべきだったしお金の話もしておくべきだった…。

 


いや、民族を見に行くにあたって

お金の話はしたのだけれど

民族を見に行く為に必要な金額の内訳とかに関してのみ。

 

それを参考に私達も残り少ないエチオピアの旅だし

必要なだけのお金をATMでお金をおろしたかったから。

 

ATMでおろす直前も、もう一度彼に金額を確認して、

これだけおろせば、ケニアまで足りるよね?

と何度も確認した。

 

 

2泊3日、ほぼずっと一緒だったガイドの彼は

とてもまじめで働き者でそんな姿を見ていたので信用しきってしまっていたのです。

しかし!!こういう時は

事前に必要経費以外に、彼個人にも

その特別ツアーはいくらなのかとか

しっかり確認すべきだった…;;

その後、それが原因で大きなトラブルに発展していくとは

この時はまだ知らない。笑 

 


ということで、

よく分からないコーヒーセレモニーを見せられてから

イルガチェフェを出発

そこから一気にジンカを目指す事に。

 

19時に経由地のアルバミンチという経由地に着き

彼がガソリン代がいるから

一泊延長分の200ドルのうち

100ドルをくれと言ってきた。

 

たしかにずーっと一日走っているので

ガソリン代はいるだろうと

100ドル渡して

闇レートで両替するという。

そしてガソリンも入れて

そこからまたジンカまで…

 

着いたのは日をまたいでいて夜中の12時過ぎだった。

それでもほぼ休みなしで運転してくれた彼に感謝しながらも

疲れ切ったのですぐ寝てしまったのでした。

 

次の日はいよいよ少数民族に会いに!

そしてエチオピア旅はもう少し続く。

 

この後エチオピア人と大げんかすることになるとは思いもしなかったけど…笑

 

最後まで読んでくださってありがとうございました!

 

 

世界一周ブログランキングに参加中!

下のボタンを1日1クリックで順位が上がります

応援よろしくお願いします!!

他にもたくさん色んな方の面白いブログあります!ぜひよかったら覗いてってくださいね!

↓↓↓ 

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村